今回ご紹介するのは長野県富士見町にある小さなイタリアンレストラン。築80年という古民家をリノベーションした、「オステリア　アジアート」。Agiato（アジアート）とは、楽しい、ゆっくりという意味があるそうです。開放感たっぷりの窓からの景色や食材から季節を感じながら、ゆっくりと食事を楽しんで欲しい、とのシェフの想いが詰まった店です。

食材は生産者の想いが伝えらえるようにと地元産にこだわり、手作りを大切にしています。ジャズの音楽が心地よく流れる店内に味わいのあるテーブルや椅子、そして薪ストーブ。どれもが心穏やかな時間を演出してくれます。こちらでいただける料理はランチセット、ランチコースの２種類。今回いただいたのはランチセットのPranzo insieme （¥1800）。前菜の盛り合わせは赤の色が際立つビーツドレッシングのサラダ、豊かなチーズの香りが漂うほうれん草のフリッターダ、白いんげんのトマト煮込み、干し柿と自家製リコッタチーズのカプレーゼ、地元産ジャガイモのスープの5種類。どれも繊細な味わいで、それぞれの素材の良さが生きています。また、選べる今日のパスタ（70g）は３種類。観光大使のまさよちゃんが選んだのは地元春菊と玉ねぎのトマトソースパスタ。春菊の爽やかな香りが漂うプリプリとした麺にトマトソースがよく絡んでいます。

今日の一口デザートはブラッドオレンジとルバーブのソースをかけた八ヶ岳産牛乳のジェラート。濃厚なジェラートに、見た目にも鮮やかな柑橘系のソースはまさに絶妙の組み合わせ。食後のコーヒーともよく合います。ゆったりと過ごせる店内、大切な人との会話も弾みそうです。