茅野駅の近くにある洋菓子店「アニバーサリーチロル」、実はもともとパン屋だったそうです。その面影を残す、店内入ってすぐに並ぶパンの数々。
見た目にも美しいデコレーションケーキやこだわりの焼き菓子の販売をしています。詰め合わせセットもたくさん用意され、お土産やプレゼントに喜ばれそうです。

２階のイートインのカフェは落ち着いた雰囲気。
大切な方とゆっくりケーキとお茶を味わいながら、積もる話も弾みそうです。
紅茶コーディネーターの資格を持つ奥様が厳選したりんごの紅茶はふわっとした上品な香り。あわせていただいたケーキはショコラケーキ、ショートケーキ、レアチーズケーキ（各350円）の３種類。しあわせを感じる優しい甘さにうっとり。こだわりの材料を使い、職人によって一つ一つ手作りされたスイーツは丁寧な味がして、どれもこれも食べたくなります。
諏訪地方の名産を使用した焼き菓子、特にくるみがたっぷり入ったくるみかれんは全国菓子博覧会金賞受賞しただけあってまさに納得の美味しさ。これはオススメです。

次にご紹介するのはビーナスライン沿いにある洋菓子店「茅野茶輪　たてしな日和」。蓼科が大好きな店主が経営する店は地元への愛着で溢れています。

窓から差し込む光で優しい明るさに満たされている店内。薪ストーブもあり、これから寒くなるのが楽しみになるような店内です。いただいたのは焼きたてのスコーン。生クリームを加えた生地は焼きあがると外はカリッと、中はしっとり、素材がシンプルだからこそわかる、贅沢な美味しさです。アールグレイ（オレンジピール入り：220円）、プレーン（170円）、黒糖（くるみ入り：220円）の３種類。また、アルミフリーのベーキングパウダーを使用し、素材にもこだわっています。付け合わせでいただくはちみつは茅野市米沢地区で採れたはちみつ、さらっと上品な優しい甘みです。また、地元ならではの食用ほおずきのパンプディング（450円）もオススメ。甘酸っぱいほおずきがゴロッと入った贅沢なパンプディング、これは試してみる価値ありです。

この他、クラフト作家の作品や紅茶などの販売も。のんびりとくつろいで楽しみたい、そんなカフェです。

フランス語でおやつのことをグーテと言うそう。
最後にご紹介するのはビーナスラインにある「たてしなグーテ」。
少し小道を入った場所にある店は隠れ家的な存在です。

女性２人で経営される店は心配りが感じられる清潔感のある店内。本当に美味しいケーキを食べてもらいたい、と自信を持ってケーキ作りをされています。甘さは控えめ、さらっとしてなめらかな生クリーム、一つ食べるともう一つ食べたくなる、そして本当にもう一つ食べてしまえるケーキです。一人でもふらっと立ち寄れる気軽さ、男性のお客様も多いとのお話に納得です。こちらでいただいたのはショコラケーキ（250円）、ロールケーキ（280円）、プリン（180円）の３種類。どれもパティシエの細やかなこだわりを感じる美味しさに笑顔が止まりません。また、店内にはクッキーなどの焼き菓子も並びます。
縄文のビーナスなどを型どったクッキー「中ッ原土ッキー」は見た目にも可愛く、オススメ。土器や土偶が可愛いと思えるなんて、このクッキーはすごい。お土産にもいいですね。
こちらでいただける隠れメニュー、信州味噌を使用したビーフシチューも気になるところ。

この秋、温かい飲み物に合わせて、ぜひあなた好みのスイーツをいただいてみてください。特別な日ではなくても訪れたくなる、そんな洋菓子店&カフェをご紹介しました。