とろみのある独特のお湯はpH10.4のアルカリ性『単純硫黄泉』。美肌の湯とも呼ばれており、透明で肌触りのなめらかな優しい泉質は老若男女に愛されています。お湯を循環させず、流しっぱなしである源泉かけ流しの温泉は富士見町では珍しく、８種類ある露天風呂はひとつひとつに個性があって楽しめます。内湯やサウナはもちろん、岩風呂やヒノキでできた大きな樽風呂に打たせ湯などのほか、探検気分を味わえる洞窟風呂もあり、全てを制覇したくなります。また、体温に近い湯温の「野ろま湯」は、子どもや高齢者にもちょうど良い温度で、乳幼児の温泉デビューにもピッタリだとファミリー層にも人気。

お風呂から上がったら畳敷きが嬉しい無料のリラクゼーションルーム『は〜とろん』でゆったりできるのも魅力（有料室もあり）。有料のクイックマッサージや整体のほか、フェイシャルケアや高気圧酸素カプセルもあるので、温泉でほぐれた身体をさらにケアしたい人におすすめです。

また、施設内にある食事処『く〜とろん』はメニューも豊富で味にも定評があります。定番人気『とろろ飯とざるそば』や『とろろ飯ときのこそば』（ともに960円）のほか、カレーとハンバーグの両方が楽しめる『水神流カレー＆ハンバーグ』（1,080円）はたっぷりのボリュームながら女性の注文も多い評判のメニュー。子ども向けにはおもちゃも付いた『くまさんカレー』（500円）も。お酒のお伴にぴったりの自家製ふき味噌を使ったもろきゅう（200円）は信州らしさを感じられる人気の一品。ファンが多いため、現在は味噌だけの販売もおこなっています。「ゆっくり、ゆったり過ごして欲しい」という想いの込められた名前そのものの、リラックスした時間が味わえるゆ〜とろん。四季折々の風景が見事な富士見町を訪れたら、気軽に立ち寄りたい温泉です。