オススメのスワ旅

手焼きにこだわる「諏訪の銘菓 煎餅」
大社煎餅

2017.01.24.

数多くの銘菓がある諏訪エリアの中で、「お煎餅」と言って真っ先に名前が上がるのが創業90余年の歴史をもつ『大社煎餅』。ピーナツがぎっしり詰まり、サクサクとした食感が特徴の『ピーナツせんべい』を筆頭に、 ごまの香ばしさがたまらない『ごませんべい』、卵風味がふんわり広がる『カステラせんべい』、本場高知産の生の生姜を使った『生姜せんべい』など、諏訪の住人だけでなく、全国的にも知られている代表的なお煎餅のお店です。

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一昨年8月、諏訪市中洲にある製造工場に併設し店舗としてオープンした『諏訪店』は、広々とした居心地のよい空間。お店に一歩、足を踏み入れた瞬間、ふわっと甘い、煎餅の香りに包まれます。創業当時は上諏訪駅の駅前にお店を構えていて、駅を降りると、このお煎餅の甘い香りが漂い、駅を利用する人々を楽しませていたそうです。今回諏訪店オープンにあたり、目の前で一枚一枚焼いていた当時と変わらぬ様子をご覧いただく事で、改めて真心を込めて煎餅を作っていこうという「原点回帰」の気持ちが伝わるお店にしたのだとか。

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そんな諏訪店の一番の特徴は、ガラス越しに煎餅を作る工程を見学できること。創業当時からほとんど変わらない道具を使い、最初から最後まで手作業で作られる様子は、まさに壮観。一見、簡単そうに見えますが、流し込んだ煎餅の種をひっくり返すだけでも、実際は至難の業なのだとか。特に、難易度の高い『生姜せんべい』は、職人歴58年というベテランの職人さんにしか作れない、実はとっても貴重な物。 本物の生の生姜から作られたちょっぴり辛い風味と食感を生かし、手作業で丁寧に仕上げてあり、食べてみてその美味しさにビックリ。一枚の煎餅に込められた老舗の意気と高い技術を感じます。 訪れたお客様の多くは、製造工程を目にして「本当に手焼きなんだ!」「一枚、一枚、手作業で作られているんだ!」と驚き、そして「だからこんなに美味しいんだ!」と納得しています。そして、見学した後に食べる煎餅の味は、これまた格別。手土産に、おやつに欠かせない、まさに諏訪の宝と言える、銘菓です。

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大社煎餅 諏訪店
長野県諏訪市中洲5320-9
TEL 0266-53-2777
【ホームページはこちら】