オススメのスワ旅

人々に愛される諏訪の浮城!
高島城

2016.01.27.

諏訪を訪れると必ず目に入る高島城。江戸時代に高島藩の居城として君臨したお城で、かつては諏訪湖につき出た形で建てられていたところから、今も『諏訪の浮城(うきしろ)』と呼ばれ、諏訪のシンボルとして愛されています。現在は旧本丸が高島公園として整備され、復興された天守閣が当時の面影を残しています。

現在、復元天守には企画展示コーナー、資料室、展望コーナーがあります。最上階まで登れば天守三層から諏訪湖が一望でき、天候が良ければ富士山まで見渡せます。かつては諏訪湖上に、衣之渡郭、三之丸、二之丸、本丸、南之丸といった郭がほぼ直線上に配置されており、展示されている浮世絵などにもその雄姿が描かれています。幕末の天守閣を再現した模型も展示されており、楽しみながら諏訪の歴史に触れることができます。
さらにもう少し深く高島城を知りたい城郭ファンのあなたには、こんなスポットがおすすめ。

◎本丸御殿 城の魅力といえば、なんといっても天守。それにも増して欠かせないものが御殿。そして、現在は公園として整備されている旧本丸。ここにかつては藩主の居室や政務を司る広大な本丸御殿がありました。現在は冠木門を入ったところに、本丸御殿の図面看板が設置されています。また公園内のあちらこちらに、櫓や多聞跡の看板も設置されています。ところどころにある巨石も、御殿の礎石だったのでは...。図面を見ながら歩けば、時が経つのも忘れて、城めぐりに没頭できます。

◎石垣 城めぐりのポイントは石垣。当時の威容を伝える天守台から冠木門、隅櫓、そして諏訪市役所側には、当時の堀、石垣が良く残っています。苔むした石、石垣角の算木からは、軟弱地盤に大きな城郭を築いた技術の高さと人々の苦労を感じられます。 美しいと評判の高島公園は桜、フジ等が有名で、四季折々の自然を楽しむことが出来ます。歴史好きの人はもちろん、そうでない人も楽しめる高島城で、歴史探訪はいかが?

高島城
長野県諏訪市高島1丁目20番1号
TEL/FAX 0266-53-1173
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