信州そば

八ヶ岳や霧ヶ峰の伏流水や昼夜の寒暖差といった諏訪の気候からは美味しいそばが生まれます。手打ちにこだわる店も多く、お店ごとにさまざまなそばが楽しめます。
うなぎ

かつて天然うなぎが豊富に獲れ、高い漁獲量を誇っていた諏訪湖。周辺には現在もうなぎ専門店が軒を連ねています。特に岡谷では、さばきは背開きにした「関東風」、蒸さずに香ばしく焼き上げる「関西風」とそれぞれの良さを活かした伝統の製法が受け継がれています。濃いめのタレとパリふわの食感が食欲をそそります。
馬肉

カロリー控えめで脂肪分の少ない馬肉は昔から諏訪エリアの健康美容食。古くから馬肉文化が根付いていた諏訪地域では、定番の馬刺し以外にも“馬かつ”や”馬すき”といったちょっと珍しいメニューを提供する店舗もあります。普段はなかなか味わう機会のない馬料理もぜひ試してみてください。
ジビエ

諏訪大社の信仰と結びついた食文化のひとつが鹿食。かつては諏訪大社から「鹿食免(かじきめん)」という免罪符が出され、自然からの恵みである鹿肉を食べるという文化がありました。このため、諏訪エリアには伝統的にジビエ料理が受け継がれており、鹿や熊、イノシシなどジビエ料理の専門店では本場のジビエを味わうことができます。
高原野菜

標高約1,000mと高地にある諏訪エリアは、高原野菜の名産地。冷涼な気候と晴天率の高さ、昼夜の寒暖差が、野菜のうまみと甘みを閉じ込めます。高原エリアを中心に、新鮮な野菜が購入できる直売所も多く、地元の人や観光で訪れる人で賑わっています。
寒天

諏訪は寒天の生産量日本一を誇るエリア。冬の気温が低く晴天率が高い、乾燥した諏訪地域の気候が寒天の融解や乾燥に適していることから、寒天生産が広がりました。現在では天然の角寒天が生産されているのは諏訪エリアだけです。有名和菓子店の羊羹やあんこにも諏訪エリアの寒天が使われており、地元では御柱祭のおもてなし料理や行事食、祝い食などとして食されています。
地酒・地ビール

醸造が生み出すものの代表格といったらお酒。醸造文化の盛んな諏訪エリアでも、もちろん多くの酒蔵が生まれ、酒文化を発達させてきました。現在では諏訪エリアには9つの蔵があり、うち5つは上諏訪街道沿いの数百mの間に密集しています。上諏訪駅からも徒歩で行ける距離のため、試し飲みをして歩く人もいます。
味噌

諏訪エリアの清涼な空気、良質で豊富な水、寒暖差といった気候は発酵食品づくりにも適した環境。江戸時代から味噌づくりが盛んになり、現在も老舗の味噌蔵が数多く残っています。その生産量はなんと日本一。諏訪地方特有の気候と江戸時代から続く熟練の技が、品質の高い信州味噌がつくられ続けています。