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温泉寺

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歴代諏訪藩主の廟所(国指定史跡)を守る高島藩の菩提寺で本堂は高島城の能舞台を移築したものです。高島城から移築された能舞台を使った本堂や西国三十三間堂観音像は必見です。また、織田信長が他の地域から奪略したとされる梵鐘が温泉寺に残されています。多宝塔の中には、諏訪大社上社本宮の御神体、石造りのお鉄塔が安置されています。また、多宝塔の四隅に建つ「寺の御柱」が見られます。

高島藩主諏訪家の菩提寺で歴代藩主の墓があります。歴代藩主の墓が1か所に継続して造営されたのは全国でも珍しく2017年に国史跡に指定されています。温泉寺には2~8代の7基の墓が並び、初代藩主頼水と両親の墓は茅野市上原の頼岳寺に葬られています。諏訪藩主だけでなく、多くの著名人の墓も残されており、なかには平安中期の歌人・和泉式部のお墓も。和泉式部は全国各地に墓所と伝わるところがありますが、この温泉寺もそのひとつです。

春は樹齢約370年のシダレ桜は見どころで、秋になると庭園の紅葉が美しく、ライトアップされされます。

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