オススメのスワ旅

登山初級編 / 家族で挑戦の秋
「入笠山」

2017.11.08.

山に囲まれた信州。 登山してみたいなあ、そのうち登るだろう、いつか登るだろう・・・。 よし、明日登ろう!そう決意した土曜日。 初心者向けの山を探し、登山計画を立て準備を始めた。 家族5人、初登山物語。

秋もだいぶ深まった11月5日は、雲ひとつない晴天。
登山初心者にはありがたい気候。
登れなかったら途中で下ろう、なんてちょっと逃げ道を残しつつ、入笠山の入り口である沢入登山口から登山開始。ゴンドラで途中まで行くこともできるが、今回はあえて登山道を楽しむことにした。
テンションの上がっている子供達は木の階段をジャンプで登って見せる。
さて、どこまで体力がもつのやら。

足元には熊笹の絨毯が広がっている。子供を追いかけるのに少し疲れてきた頃、次男が何かを発見したらしく、突然座り込んだ。ハサミ虫を発見していたのだ。
そう、虫好きの息子、愛おしそうに手のひらに乗せている。「虫は持ち帰ってはいけないんだよ」そんな山のルールを教えると、少し残念そうに息子は虫を放した。

山道を登ること、約90分。
入笠湿原に到着。
急に開けた景色にしばし見とれ、今まで歩いてきた山道とはまた雰囲気が変わったことにはしゃぐ子供たち。木道は歩きやすく、足が休まる。

湿原を抜けると山荘が現れた。
暖かいお茶を飲みながらちょっと一息。
標高が上がってきたせいか、気温がぐっと下がって来た。
腰に巻いていた上着をほどき、しっかり前のファスナーを上げた。

小休憩で体力を回復し、再び出発。
行き交う人への挨拶を恥ずかしがった登り始め、今や自然と自分から声をかけられるようになった。
嬉しく感じながらも山頂近くは岩場の連続。そして気温が低いせいであちらこちらに霜柱が立っている。岩場が所々滑る場所があり、滑って転ばないか後ろからヒヤヒヤと眺める。
しかし、心配をよそにどんどん登り進める子供達。
末っ子の娘(5歳)は歌を口ずさみながら上機嫌で登っていく。

しばらく進むと「すごい!」という息子の声。
ついに登頂。登り始めて約3時間。ついにその瞬間を迎えた。 家族5人、ただしばらくその絶景に息を飲んだ。

富士見パノラマリゾート

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