オススメのスワ旅

岡本太郎も絶賛! ほんわか顔が人気の仏様
万治の石仏

2016.01.05.

諏訪大社を訪れたら必ず立ち寄りたいのが、下社春宮近くにある『万治の石仏(まんじのせきぶつ)』。岡本太郎が「こんな面白いものは見たことがない」と絶賛したことで有名になった、石づくりの仏様です。素朴で大らかな表情がなんとも心を和ませてくれると、観光客はもちろん、諏訪の人々にも愛されています。諏訪出身の作家、新田次郎は万治の石仏の起源をイースター島だと設定した小説を書いたそうですが...確かに似てる!?

万治の石仏が建てられたのは1660年。春宮に石の大鳥居を作る際、石工がノミを入れたところ、なんと石から血が流れ出てきました。おそれをなしてノミを入れるのをやめた石工は、その夜、夢で上原山に良い石材があるとのお告げを受けます。実際にその場所を訪れてみると、お告げ通りの立派な石があったので、その石で鳥居を建てることにしました。無事に鳥居が完成した後、石工達は最初の石に阿弥陀如来を祀り、記念に石仏を建てました。これが万治の石仏の由来です。

万治の石仏の参拝方法はちょっと変わっています。
1. 正面で一礼し、手を合わせて「よろずおさまりますように」と心で念じる。
2. 願い事を心で唱えながら、石仏の周りを時計回りに3周する。
3. 正面に戻ったら「よろずおさめました」と唱え、一礼する。

諏訪エリア観光大使の佐々木愛さんもこの方法に従って参拝。真剣な表情で石仏の周囲をぐるぐるまわっていました。何をお願いしたのかな?

万治の石仏
住所:長野県諏訪郡下諏訪町193
諏訪大社下社春宮近く